賞味期限切れた生クルミが渋すぎる……!

関心全般
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そんなにないことだと思いますが、賞味期限が切れてしまった生クルミが……、どうしようってこと、まれによくありますよね。

私は普段からナッツを常食していて、一時期は自分の体の20%はナッツで出来ているんじゃないか(あるいは、カリフォルニア)と考えていたほどたくさん食べていました。ナッツをたべすぎると皮脂がなんだか多くなる気がすることに気付いてからは、量を減らしているんですけど。

今回ご用意させていただきましたのは、窒素充填パック、未開封、賞味期限10ヶ月ほど超過の生クルミでございます。

見た目に変わりはないが、匂いを嗅いでみると明らかに匂いがキツい気がする。

製造からの賞味期限の期間がわからないと参考にならないと思うので補足しておきますと、たぶんもともとの賞味期限は製造から半年くらいはあったような気がします。

クルミというのはもともと鮮度が落ちやすい、酸化しやすいものなので、開封したらなるべく早く消費したほうがいいんですけれども、窒素充填パック、未開封、(消費期限ではなく)賞味期限ということで、いけるんじゃないかなーと思っていたりした節があります。

生クルミの食べ方ですが私は基本そのまま生でボリボリ食べるんですが、生のくるみはそもそもある程度渋みとエグみがあったりします。

その上でどんな風になっているのか、今回賞味期限切れたものを開けて食べてみると、渋みエグみが三倍増しくらいになっておりました。ブラックコーヒーOK、カカオ100%OKの私でもキツいなと思う程度にはなかなか攻撃力が高い。

しかし食べられないほどではない、もったいないなーと思い、しばらく食べ続けてみると、なんだかおなかが緩い(幸い神に祈るほどではありませんでした)。

調べてみると古くなっていてもそんなにおなかは壊さないって書かれているんですけど、そんなことないやんけ!是非一度に100グラムほど食べてみて欲しいですね!

こりゃいかんとなって思い出したのが、生クルミを食べるときはできれば浸水させたほうが良いという話。

生のくるみに含まれるアブシジン酸は、酵素抑制物質というタンパク質の食化を妨げる働きのある物質です。アブシジン酸の毒で消化不良を起こすだけでなく、タンパク質の消化を妨げることでエネルギーを作り出すことが出来なくなるため、身体の機能が落ちる危険もあります。

くるみを生で食べると危険?毒性がある?浸水処理で安全にする方法を紹介! | ちそう

消化不良と書いてあるのでやっぱこれなんですかねー。

植物だって種を食べられるのは困りますから、ポイゾネスしたくなる気持ちもわからないではありません。

この「毒抜き」をする方法はローストと水に浸ける方法があるのですが、ローストのほうは上手くローストするのがけっこう難しい。うまくローストできれば確かにおいしいんですが、ちょい油のくどい感じがあります。

水に浸けるのは、依然やってみたことはあるんですが、なんというか別の食べ物になってしまうんですよね。水を含んでシャリシャリ感がでるというか…(たぶん中まで水たっぷりにならないと毒が抜けないのでこうなるしかない)。

生のクルミのじっくり甘みが出てくる感じが私は好きなんですよね。

しかしまあ、おなかが緩くなるというのは、明らかに体に悪そうなので、そのまま食べるのはあまりよくありません。

ローストか水に浸すかなんですが、今回は水に浸してみました。無毒化だけではなく、ほかに良くない成分があればそれも出せたらお得ですしね?

目安としてはたっぷりの水に2時間から8時間だそうですが、経験的にはきれいにエグみを取り除きたければ長めにしたほうが良いです。

今回はだいたい、6時間くらい水に浸けておきました。水の色が変わってくるので味見してみて、エグくなくなればOKです。その後一日まで長くして試して見たところ、渋みエグ味がほとんどなくなることがわかりました。サイズが大きいものは割ってしまうともっと早くできるかもしれません。クルミのエグみはもともと結構しぶといので、今回古くなったことによる違いはよくわかりませんでした。念のため間で水を交換してみたりもしました。ちなみに、水の色が変わると言っても見た目はそれほど変わりません。

結果…、シャリシャリの水クルミ(造語)にはなってしまいましたが、エグみも消え、問題なく食べられるようになりました😇おなかの調子もいまのところ問題なさそうです。

まるで水を得た種子が、生命の息吹だけを持った状態に復活したかのようだ…(意味不明)。

とにかくこれで1kgの生クルミを捨てる必要はなったのはとても嬉しい。

調べてみたところ、賞味期限が切れてしまうようなら、冷蔵庫や冷凍保存しておけば長持ちしやすいみたいです。今回は冬場でもあったので、そんなに変わらなかったかもしれません。

また、今回は該当しませんでしたが、油が古くなったような感じがしたり、カビが生えていたりする場合はやめておいた方が良いみたいです。

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